50年以上通い続ける、僕にとって特別な場所 ― 出雲大社
出雲大社は、僕にとって特別な場所です。
境内に足を踏み入れると、不思議と心が落ち着き、何か大きなものに見守られているような気持ちになります。 子どもの頃から50年以上通い続けていますが、人生で悩んだ時や大きな決断をしなければならない時には、自然と出雲大社へ足が向きます。そして不思議なことに、帰る頃には心が整理され、進むべき道が見えてくることが何度もありました。
僕にとっては、人生を支えてくれる大切な場所です。
出雲大社の大鳥居をくぐると、参道はいきなり下り坂になっています。 神社というと本殿へ向かって登っていくイメージがありますが、出雲大社はその逆。この景色を見るたびに、「やっぱり不思議な神社だな」と感じます。
長い参道をゆっくり歩き、まずは拝殿でご挨拶をして、その奥にある本殿では日頃の感謝を伝えます。
そして、僕が一番好きな場所が、本殿のさらに奥にある素鵞社(そがのやしろ)です。 ここには須佐之男命(すさのおのみこと)が祀られています。 出雲大社のいちばん奥にあるこの場所は、僕にとって何とも言えない安心感があります。 言葉で表すなら、まるで心の充電器。 静かに目を閉じていると、自分の中に少しずつ力が満ちてくるような感覚になります。
最近は国内外から多くの観光客が訪れるようになりました。 だからこそ、もし時間に余裕があるなら、僕は明け方の参拝をおすすめします。
澄み切った空気の中を歩いていると、周囲はとても静かで、自分自身とゆっくり向き合うことができます。 僕はここで、平和活動のことや、能登半島地震をはじめとする震災復興支援のこと、これからの音楽活動について、心の中で神様に語りかけます。
すると、不思議と「次はこうしてみよう」という気持ちが湧いてくることがあります。 もちろん答えが聞こえてくるわけではありません。 でも、静かな時間の中で自分の心が整い、新しい一歩を踏み出す勇気をいただいているように感じます。
だから僕は、これからも出雲大社へ通い続けるのだと思います。